戴進の作品では馬夏のスタイルが主体でこの絵は郭熙の手法を採用して構図は全景に近いが、
南宋の院画山水スタイルも取り入れられており画面の右側は複雑で左側は空虚です。
絵の中央には高い峰がそびえ立ち中央には二つの峰が聳えており非常に優美な様子を持っています。
二つの山の間には滝が流れ幽玄で豊かな雰囲気が感じられます。
近くには茅屋が茂みに隠れ一番近くには小さな橋の上を歩く訪問客がおり、
茅屋に座る士人と相まって「幽」の字が随所に表れています。
戴進は「浙派」の巨匠であり彼の筆致と構図は明確で重厚であり、
絵の処理は豊かで含蓄に富んでおりこの作品でその特徴が完璧に表れています。

ISBN：9787548011163
シリーズ名：中国古代画派大図範本
出版日:2012年4月
言語:中国語(簡体)
ページ:12
商品サイズ：B3　42.3 x 38.5 x 0.6cm
商品重量：350g
発送方法：定形外郵便