武元直、宇善夫、号広莫道人、北平（今の北京）人。
生没年は不明。
金章宗明昌（西暦1190〜196年）の名士で山水を描くのが得意で
この巻はその伝世の唯一の作品である。
作品は東斜面の赤壁の舟を浮かべる景色。
風格は南宋院本に近い。
絵の中の主体は斧割り法で淡墨直皴と結合して崖壁の高くそびえ立った嶙嶓を十分に表現し、
遠山は淡墨を補助して凹凸は緻密である。
近景の樹木はネギ竜で濃い墨で峰石を点けて少し皴染した。
川の中で舟が流れてきて蘇軾と二友は船頭に乗って酒を飲んだ。
昼面は全体的に階層がはっきりしており気勢が雄大である。
この絵には金の知識がなく尾を引くところに趙秉文大宇行書と蘇軾赤壁賦原韻一阕があり、
元は項子京蔵で『北宋朱鋭画赤壁図趙閑閑追と坡仙詞真跡』と題されている。
『遺山集』の『題趙秉文<赤壁詞>後』の文末『赤壁図』の武元直絵を試験したので、
この図は武元直真跡である。

ISBN：9787530535042
出版日：2007年6月1日
言語：中国語(簡体) 
ページ数：26頁相当
商品サイズ：A4　30.0 x 17.6 x 0.8cm
商品重量：330g
発送方法：メール便