この絵は沈周が43歳の時に描いたものです。
これは典型的な写実的作品であり魏昌の跋から創作過程がわかります。
彼は友人たちを庭園に招いて酒を楽しみ歌を歌い最後に画壇の名手である沈周を選んで
その出来事を記念するために絵を描くように推薦しました。
著者を含む計6人が詩を添えましたが皆一時の名流で歌は非常に盛り上がりました。
これは詩と書と画が融合した珍しい傑作です。
この絵は山水亭榭や林泉雅集の雰囲気を醸し出しています。
遠くには山々がそびえ立ち近くでは山の頂上と中腹が見えゆるやかな段々の台地が
いくつか現れています。
泉水が山間の谷を流れ落ちています。
小川のそばには小さな橋があり茅亭の中には四人が座っています。
書童が横に立ち杖を持った老人が歩いて来ています。
画家は筆使いを工夫して画面を力強く落ち着いたものに構築しました。
絵には雅集に参加した陳述、周鼎、劉珏などの詩が添えられており、
この作品には重要な記念意義があります。

ISBN：9787548011095
シリーズ名:中国古代画派大図範本
出版日:2012年4月
言語:中国語(簡体) 
ページ:12
商品サイズ:B3　42.6 x 36.0 x 0.4cm
商品重量：350g
発送方法：定形外郵便