董其昌、海内文宗、禅理、精鑑賞、工詩文、書画と理論に通じて、才溢文敏、芸壇牛耳数十年、
中国書道史に影響を与えた書道家の一人であり、
書道スタイルと書学理論は後世に非常に重要な影響を与えた。
趙孟フの美しく円熟した「松雪体」が雄書壇と呼ばれるようになってから
数百年後、董氏は晋、唐、宋、元の各書風を一体に融合させ、
その飄逸な空霊、清楚で淡雅、風華自足の風格で、道を切り開き、
自立して一宗、また一時の風情をリードして「片楮単書簡、人は宝を争う」ようになった。
『千字文』は南北朝時代に周興嗣が編纂した韻文で全文千字、四字文、
対戦がきちんとしていて筋道、文才がはっきりしていている。
言葉のように平白で記憶と暗唱が容易で得難い児童国学啓蒙読み物である。
歴代の書家は『千字文』を書くことができる人は少なくないが伝わってきたのは多くない。
周知のように『千字文』は書きにくく難しいのは作品全体のスタイルを統一することが難しいが、
字体は重複しない。
これは書道家の功力を実際に試練している。
ある意味では『千字文』を書くことができるかどうかはある書家の合否を検証する重要な基準である。
董氏はかつて小楷書、行書、草書などの異なる書体で何度も『千字文』を書いたことがある。
本書には台北故宮博物院に所蔵されている董氏が異なる時期に書いた3点の楷書「千字文」が
収録されている。
その中で万暦三十七年（己酉年）に完成したこの楷書「千字文」は、丸四年も書かれており、
全体が前後に呼応しておりしかも前後には接点が見えず、董氏の書道力の深さがうかがえる。

ISBN：9787558616846
シリーズ:金印歴代名家小楷
出版日:2020年8月1日
言語:中国語(繁体) 
ページ:32
商品サイズ：A4　33.5 x 24.0 x 0.3cm
商品重量：200g
発送方法：メール便