『書法的故事』は、古くて神秘的な東方藝術——書法を紹介する書籍です。時間の流れに沿い、漢字の起源と甲骨文字・金文から説き起こし、歴代王朝の書壇の概況、書家の名品と文化的エピソードなどを紹介し、中国藝術研究院の任平教授の長年にわたる研究の成果を集約しています。百点にのぼる図版とともに、千年の時空を縦横に行き来し、漢字との対話を繰り広げます。

目次

第1章 漢字の起源と甲金文字
第2章 隷変と書法藝術の前生
第3章 魏晋の風度と蘭亭の雅集
第4章 唐代書壇の盛況
第5章 「宋尚意」と「蘇米」
第6章 元・明書壇の復古と変化
第7章 清代の碑学
第8章 書写、解構、離脱
第9章 書法と詩・文・茶
第10章 新中国成立以来の中学校研究の概評

付録1 歴代書家・書跡・書論簡編
付録2 歴代書法名作選