20世紀の変わり目、科学技術を主導とする西洋文化が疾風のように吹き荒れ、その破壊的な力で中国の伝統文化を自己検証の時代の岐路に追いやった。
初期現代新儒家は中国が貧困と弱体から脱却するには西洋化の発展の道を離れられないとしつつも
科学技術が作り出した発展の盛況に盲目的に熱中・迷信するのではなく慎重な視点をもってその社会発展への正負両面の作用を理性的に考量すべきだと考えた。
これに基づき初期現代新儒家は西洋化を積極的に賛同しつつも儒家文化の源流の真髄を再解釈することを明確に主張した。
初期現代新儒家は成熟した学術流派として当時の学界から認められてはいなかったが西洋化の波の中で中国の未来の発展の道を探求し、
歴史と現実を結合する認識と評価の態度をもって人文的配慮を通じて中西文化を相互に補い合わせて用いることを科学技術の発展と応用の基準とした。
それは中国の長期的発展と人類全体の生存利益に目を向けたものであった。
したがって初期現代新儒家は科学技術と人文社会との間に双方向の互いに逆的な融合の道筋を求めることに努め、
それは思想界がいかにして科学技術と人文の二つの文化の関係を調和させるかという新しい研究視角を提供したのみならず、
儒家文化の伝統的な科学技術観を突破し儒家文化が内在的な継続と発展を実現するための新たな成長点を見出し、
現代新儒家学派の後継の学者たちに研究の基調と理論の方向性を奠定した。
『初期現代新儒家の科学技術観』は全六章から成りその内容は、序論、理論の核心(人文的配慮の取用原則)、理論の基礎(生命価値の哲学理論)、
理論の特徴(中西思想の相互補完)、理論の価値(生存理念の独自思考)、結論である。
本書は関連する学者の読書に供する。
第一章 序論
第一節 科学技術観研究の起原
一 科学技術発展問題の考察
二 科学技術の負の作用の実態
三 中国における西洋化科学技術の問い
四 科学技術観研究の意義
第二節 現代新儒家学派の形成と発展
一 初期現代新儒家形成の歴史的由縁
二 初期現代新儒家形成の現実的原因
三 現代新儒家学派発展の実際状況
第三節 初期現代新儒家の代表人物
一 初期代表人物の位置づけ
二 初期代表人物の選択
ISBN:9787516196984
出版日:2016年12月
言語:中国語(簡体)
ページ:187
商品サイズ:A4相当
商品重量:-g
発送方法:取り寄せ(送料別途)