安思遠远（アン・スィユェン）は、古代の善本碑帖を次のように収集しました：
宋拓7種、元明時代の拓1種、明拓の汉魏碑刻3種。
これらの豪華な収集は善本碑帖の伝説として称えられるものです。
歴代の名家や大家たちがこれらの稀少かつ貴重な善本碑帖に感嘆のコメントを寄せました。

明の文徵明が宋拓の《十七帖》に跋文を記しました。
この帖は唐宋以来何度も拓かれており太さや太さの異なる多くのものがありますが、
右の線の太さが失われることが多いです。
しかし、この本は神秘的で力強く線の中に余裕があり書家の祖と言うにふさわしいです。
晋の人の筆法を十分に備えています。
ただし時代を超える戦乱や伝承の困難により伝わるものが非常に希少です。
ただこれだけが蒋侍御伯宣によって所蔵されており伝承があるようです。
さらに紙と墨が良好な状態で完全に揃っており宋代のものであることは疑いがありません。

清の翁同龢が宋拓の《晋唐小楷》に跋文を記しました。
この帖は《楽毅》の海の字が欠けていますがおそらく高位の学者の家にあった真石でしょう。
南宋の覆刻や《墨池堂》の模本も少ないです。
そして《宣示》の欠けた石も四角い曲線と円の趣を非常に離れています。

清の呉雲が宋拓の唐懐仁集王羲之の書いた《三藏圣教序》に跋文を記しました。
私は生涯で宋元時代の古い拓本の《懐仁集聖教序》を数十種見ましたが、
このような素晴らしい本の紙と墨が優れているものは前代未聞です。
前の賢人の筆法の変化の場所が新鮮に見え本当に尊宝の価値があります。

清の何绍基が宋拓の小字《麻姑仙坛記》三つの本を1冊にまとめたものに跋文を記しました。
現在この唐代の刻んだ本がまた古い拓本となって見られますがその精彩さは非常に異なります。

清の張廷済が元明時代の拓本の《瘗鶴銘》に跋文を記しました。
この鶴銘は、陳滄洲（陳煥）が万休によって石から取り出される前の拓本ですが、
墨の広がりや補修が少なからず問題となっています。
しかし楮紙と墨が黒々としていて壊れた器や壊れた玉器のように土の美しさが全身に広がっており、
斑点がいっぱいです。
それが一つも使用するには適していないかもしれませんが古い意味を侮辱することはできません。

清の翁方綱が明拓の《天発神讖碑》に跋文を記しました。
この書は力強くて実直であり皇休の書と言われるもので周鼓秦刻の次に位置すると言われていますが、
必ずしもそうとは限りません。

清の端方が明拓の《漢曹全碑》に跋文を記しました。
《曹全碑》は海内で最も古い拓本であり全体的に見れば初期の拓本とされるが、
この帖の価値が失われています。

呉雲が宋元時代の拓本の《石鼓文》に跋文を記しました。
私は生涯で旧拓本の石鼓文を30〜40種ほど見ましたがこれが最初のものです。

これらの十一種の善本碑帖は趙孟フ、文徵明、文彭、項元汴、周亮工など、
数十人の歴代の名家によって順々に収集され収集の経緯が明確かつ整然としています。

ISBN：9787547930601

出版日:2023年4月16日
言語:中国語(簡体・繁体)
ページ:-
商品サイズ：73.0 x 45.5 x 23.0cm(64開)
商品重量:16500g
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