本書は中国工筆重彩画で『闹天宫』という組画であり8枚の作品から成り立っています。
綢本に石の色を用いて描かれ版面は比較的大きく制限されています。
これは刘继ユウ氏が1955年に制作した『武松打虎』という16枚の組画に続く作品で、
彼は半年以上の時間をかけて独りで画室にこもり閉ざされた空間で夜昼を問わず創作に没頭し、
睡眠も忘れて食事も怠りながら自らを高めるために精一杯努力しました。
『武松打虎』の組画が発表された後、彼の作品は中国の画芸術の写実的表現を更に高め、
世界美術の分野での影響と地位を向上させました。
特に刘继ユウ氏は中国画の伝統的な制作道具を使用して中国画独特の精緻な技法を用い、
画面に万象を描き出しました。
彼が描く神話の登場人物は様々な神態を持ち生き生きとした体の姿をしており、
骨格がはっきりと分かります。
美しい山水、鳥のさえずり、花の香り、豊かな果実などが描かれ配置された道具や鎧兵器、
様々な服装も非常にリアルです。
これらは西洋の油絵技法では表現が難しい素晴らしい境地であり、
多くの美術愛好家や研究者たちから絶賛されています。

ISBN：9787530534519
出版日:2007年5月1日
言語:中国語(簡体) 
ページ:17
商品サイズ:B4　37.1 x 26.0 x 0.3cm
商品重量:180g
発送方法：定形外郵便