黄庭堅（一○四五―一○五）、字魯直、自号山谷道人、晩号涪翁、黔安居士、八桂老人。また豫章黄さん、洪州分寧（現在の江西省修水）人とも呼ばれている。北宋の詩人、作詞家、書道家は、隆盛を極めた江西詩派の開山の祖である。英宗治平4年（一○六七）進士。歴官葉県尉、北京国子監教授、校書郎、著作佐郎、秘書丞、涪州別駕、黔州安置など。書道の精巧さは蔡襄、蘇軾、米芾と並んで『宋四家』と呼ばれている。また、張耒、晁補之、秦観とも蘇軾門下を遊学し、合わせて「蘇門四学士」と呼ばれた。生前は蘇軾と並び、世は「蘇黄」と呼ばれていた。『松風閣詩帖』、行書墨跡紙本、縦32.8センチ、横219.2センチ、全文計29行、153字。宋徽宗崇寧元年（1102）9月、黄庭堅は友人と鄂城樊山を旅行し、松林の間にある亭閣を経由して、ここで夜を過ごし、松濤を聞いて韻を作った。当時見た景物を詠み、友人への懐かしさを表現する「松風閣詩」。この本は跡が長くて波が大きくて、提頓が起伏して、一波三折。筆を収めるにしても、ペンを回すにしても、楷書の筆法であり、筆を下ろすのは穏やかで落ち着いていて、変化は非常に含蓄があり、軽くてゆっくりとしていて、しなやかでしっかりしていて、趣が十分です。逸逸『蘭亭』を減らさず、顔氏の『甥を祭る』に迫っており、行書の精品と言える。

ISBN：9787514933550
シリーズ名：中国書跡名品叢刊
出版日:2024年1月
言語:中国語(繁体)
ページ:84
商品サイズ：33.0 x 17.2 x 1.5cm
商品重量：564g
発送方法:メール便