『九成宮醴泉銘』は唐貞観六年（632）魏征が文を書き、書道家欧陽が書丹を尋ねて作った楷書書道作品（碑刻者は試験不可）である。陝西麟遊県碑亭観光地に現存する。

『九成宮醴泉銘』は「九成宮」の由来とその建築の雄大さを述べ、唐太宗の武功文治と倹約精神をたたえ、宮城内で醴泉が発見された経緯を紹介し、典籍を引用して醴泉の出現は「天子令徳」によるものであることを説明し、最後に「高思沈、満戒盈」の諫言を提出した。

『九成宮醴泉銘』は体がほっそりしていて、中宮が引き締まっていて、四方がオープンして、左に集めて右に縦にして、危険を冒して夷になった。字形は勢いに従って形を賦与し、左右の構造は相背の勢いを作り、上下の構造は上が狭く下が広く、間が広く安定し、気象は荘厳である。その布は白くて均整がとれていて、字の間隔、行間が疎らで、九宮の最も正確な者で、全碑の血脈が滞りなく、気の韻が蕭然としている。

『九成宮醴泉銘』は欧陽問の晩年の何気ない作品で、昔から学書者に推賞され、楷書の正宗と見なされ、後世に「天下第一楷書」あるいは「天下第一正書」と誉められている。

商品コード：6974309170334
シリーズ名：経典碑帖   カード式近距離臨書手本

出版日:2024年1月
言語:中国語(繁体)
ページ:192
商品サイズ：33.5 x 9.0x 2.6cm
商品重量：300g
発送方法:メール便