「漁村小雪図」の画面には、江南の小雪初瀞漁師が漁をする様子が表現されており、作者が山林の隠逸にあこがれる気持ちが反映されている。画面は白い粉を雪とし、木の頭と葦と山頂、砂の足に少し金の粉をつけ、また破墨でぼかし、雪の後の初晴の軽い日光を表現するのが彼の方法だ。画面全体が寒汀疎林で、雪が薄く積もり、ボートと漁民が網を張って釣りをする光景は寒林の中で妙味を形成している。この漁民の労作と画面全体の冷淡で荒々しい雰囲気の対比は、興味深い。この絵の雰囲気がよく表現されていることがわかり、王石谷はそれを枕の秘宝として所蔵している。この作品は北宋の時文人画が「詩には絵があり、絵には詩がある」と強調した創作の主旨を十分に体現しており、熟練した技法で「語人墨卿難状の景」を書くのは、まさに「詩画一律」の模範的な作品である。

ISBN：9787102064970
シリーズ名：中国高等芸術院範本
出版日:2022年10月
言語:中国語(簡体)
ページ:36
商品サイズ: 40.8 x 28.6 x 0.8cm
商品重量：550g
発送方法:メール便