『二賛二図詩』行草紙本、縦24.5センチ、横618.6センチ、故宮博物院蔵。二賛：『太湖石賛』『蕭子中真賛』、二図の『題董元渓岸図』『題洗馬図』から『二賛二図詩』と呼ばれている。この帖は墨色が薄く、趙氏の筆法をはっきりと見ることができ、回転してひっくり返し、人を引き付けることができる。全体の字は沈雄縦逸で、筆致は丸く力があり、顔真卿、米芾二家の筆意が多く、趙孟頫の通常の落ち着いた、平正秀麗な筆致とは異なる。これは趙氏の書作の中では極めて珍しい。金署「湖州観堂と受益外郎は酒を一杯飲んだだけで、酔いが回ってきた。戯書この巻は、他日の一笑の資。孟λ」。この巻の金銭認識から分かるように、趙孟λは友人と湖州観堂で会った時、一時は酒に酔って興に乗った作品で、彼自身が言ったように、「戯書」だった。紙は透明で滑らかで、手当たり次第に書いてきて、神融筆は滞りなくて、その壮年期の佳作です。巻には明代の卞栄、王世貞、董其昌、文震孟、陳継儒、英和、永瑆、近人の呉湖帆の跋文はない。その中で董其昌は「この趙文敏学顔魯公『送蔡明遠叙』は米海岳用筆を兼ねており、普段の作とは全く異なる」と題した。王世貞、英和らは印を所蔵している。『辛丑売夏記』『三虞堂書画目』『珊瑚綱』『過雲楼書画続記』歴代著録。

ISBN：9787514933505
シリーズ名：中国書跡名品叢刊
出版日:2024年1月
言語:中国語(繁体)
ページ:108
商品サイズ：33.0 x 17.2 x 1.6cm
商品重量：666g
発送方法:メール便