これは北京の歴史文化を紹介する著作であり、北京の自然環境と「北京人」を代表とする先史文明から言えば、70万年以来、北京城の歴史発展の脈絡、特に元、明、清の三朝帝都としての輝かしい歴史を断代史の体例で記述している。本書の史料は精巧で、図文も茂っており、北京の皇城としての歴史文化遺跡の詳細な記述、例えば城の宮殿、王立庭園などもあれば、坊巷市俗、歳時令などの市民生活の記録もある、中国の歴史文化における北京の都としての重要な地位を明確にしただけでなく、国際化都市としての北京の世界文化の発展と交流における大きな影響を明らかにすることを重視している。本書の内容はシステム、全面的で、構造はコンパクトではっきりしている。歴史表現の厳格さもあれば、通俗読み物の素朴さもあり、北京の歴史文化を伝える最も代表的で権威的な著作である。特に著者は論述の過程で重大な歴史事件を東西に類比することを重視し、外国人読者の読書習慣に合致し、グローバルな視点と思考を持っている。

著者の紹介：
閻崇年、北京社会科学院研究員、中国紫禁城学会副会長、満州史、清史及び北京史を研究した。主な学術論文集は、「満学論集」「燕史集」「燕歩集」と「袁崇煥研究論集」など、学術著作は『ヌルハチ伝』『袁崇煥伝』『清朝通史・太祖朝』『清朝通史・太宗朝』『康熙順天府志校注』『中国都市生活史』『古代北京』など、清史図文の著作には、『清朝皇帝列伝』『正説清朝十二帝』『明亡清興六十年』『清宮疑惑正解』などがある。前後して学術論文を100編以上発表した。
中国中央テレビの「百家講壇」と北京テレビの「中華文明大講堂」では清史シリーズの講座を中心に講義し、反響が強く、影響が深遠だった。

ディレクトリ：
はじめに5-7
はじめに9-11
自然環境12〜13
石器初暉13-17
青銅文明17-18
燕都あざみ城19-24
北方重鎮25-32
三燕建都33-45
遼代南京46-57
金代中都58-70
元代の大部分は71-96
鼎の大部分を移す72
元大都城72
百貨店が集まる
科学技術文化79
中外交流94
明代北京97-175
北京の城
紫禁宮殿103
ロイヤル御苑122
壇廟寺宇125
科学文化142
長城運河153
三大英傑165
帝王の癖166
明十三陵168
清代の京師176-272
燕京に遷都する
紫禁宮廷179
王家苑囿188
帝後の生活217
経済発展232
本を編纂する234
科学教育235
文学演劇242
絵画書道244
王府民家249
節令の風習
清東西陵267
民国北京273-274
元、明、清年表275
北京歴史大事年表276
図面カタログ277-300
後記301-303

ISBN：9787505438538

出版日:2017年1月
言語:中国語(簡体)
ページ:306
商品サイズ: 27.0 x 29.0 x 3.0cm
商品重量：2440g
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